相続人代表者の役割 - どうする?相続人の確定

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相続人代表者の役割



遺産相続をスムーズに進めるうえで誰がどの財産を相続するのか早く決めておくと楽になりますが、そのためには話し合いがきちんとできる環境でなければいけません。
遺産相続はよくトラブルになるというイメージが強く、実際に遺産相続を経験した人に話を聞いてみたところ、全体の70パーセント程度が何かしらのトラブルがあったと答えています。

そこでまずはじめにやらなければならないのが相続人が誰なのか、財産はどれくらい残されているのかをチェックすることで、これは戸籍調査と財産調査によって明らかになります。
戸籍調査も財産調査も個人でやることは可能ですが、遺産相続は何度も経験するものではありませんので、どうしても当事者が知識不足になりがちです。
したがって戸籍調査と財産調査は専門家に任せて、確実な状態にしてから本格的に進めるのが一番でしょう。

遺言書が残されている場合は裁判所に検認してもらった後、問題がなければそこに記載されている内容に沿って進めていきますが、そうでない場合は遺産分割協議をはじめます。
遺産分割協議とは誰がどの財産を相続するかを決める協議で、法定相続人が全員そろっていなければなりません。
これは遺産分割協議書を作成することになるからで、そこには法定相続人すべての署名が必要になります。

しかし法定相続人は必ずしも一人だけになるわけではありませんし、複数に及ぶことがほとんどですから、手続きをするうえで代表者を一人決めたほうがスムーズに進めやすいです。
特に固定資産税の納税は相続人代表者を指定してくださいと言われることが多いので、法定相続人が明らかになったら相続人代表者を決めておくといいかもしれません。

相続人代表者になると多く財産を相続できたりするのでは?と思う人もいるかもしれませんが、相続人代表者はあくまでも法定相続人の代表という立場なので特別に優遇されるということはありません。
一般的に被相続人に近しい人が担当するのが好ましいので、配偶者あるいは子供がなることがほとんどです。

決め方にも特別な指定はありませんから、協議の中でスケジュールなどを含めて相続人代表者になりやすい人がやればいいと思います。
ただし未成年の人が担当したり、かなり高齢になって認知症があるなど何かしら問題が生じている人に任せるのは適当ではありませんから、そのあたりの協議もしっかりやっておきましょう。
それも含めて被相続人の生前に決めておくのもひとつの手段だと思います。