アメリカ国籍の相続人 - どうする?相続人の確定

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アメリカ国籍の相続人



相続人は、故人との関係性で自動的に決まるところがあります。
そのため故人とは仲が悪かったり、縁が切れていたりする相手が自動で相続人に決まることもあるのですが、ときには国籍を超えた相手が相続人に決まることもあるのです。
相続人の確定のルールに沿って相手を探した結果、たとえばアメリカ国籍の人が相続人に確定することもあります。

なお、国籍が違う相手が相続人になれるのか、純粋に疑問がありますよね。
この点は問題ありません。
たとえ国籍が違っても、故人との関係性で相続人を確定した結果、アメリカ国籍の相手が相続人に決まるなら、本当にその相手が今回の相続で財産を引き継ぐメンバーの1人となるのです。

このときに相続の流れに影響はあるかというと、これは実はありません。
故人の遺産を調査したあと、相続人同士でそれをどう分割するかを話し合い、全員で合意ができればOKです。
ただ、アメリカ国籍の人がいる場合、この流れをこなすのが難しいことがあるでしょう。

そのアメリカ国籍の人が元日本人といったケースなら、比較的難易度も低くなります。
相手は日本語がある程度は通じることがあるため、相手に連絡さえ取れれば、相続への対応をしてもらえることも多いでしょう。
もし相手が純粋なアメリカ人だったときは、やや難易度が高くなります。
この相手には日本語や日本のルール、法律などが一切通じないことが多いため、他の相続人の方で事情を丁寧に相手へと伝えないといけません。

このときにはもちろん事情を英語で伝える形となります。
相続に関する話は日本語でもかなり混み入った話になりやすいですから、それを英語で説明するというのはさらに難易度が高くなるでしょう。
自分で対応するのが難しい場合は、プロの通訳などに頼んで事情を説明してもらうのが現実的です。

なお、アメリカ国籍の相手が相続人となるといった特殊な事情がある場合でも、税務署から何かサポートを受けられることはありません。
日本人同士で相続をやるときと同じく、相続人同士で遺産の分割などを決め、税金を支払う必要があるならその申告書の作成まで行います。
ですからもしアメリカ国籍の相続人がいる場合は、他の相続人の方で責任をもって相手に連絡を取り、事情を説明して相続に参加してもらわないといけません。

このように相続人はときに国籍を超えて確定することもあります。
大事なのは被相続人との関係です。
決め方のルールに沿って確定した相手がアメリカ国籍でも関係はありませんから、もしそのような相手が相続人になる場合、早めに連絡を取るといいでしょう。